業界用語・た

たいあっぷ
タイアップ (制作)
番組制作にあたり、企業などに協力を求めること。
番組中にタイアップ先のホテルや商品を映したり、番組最後のテロップに企業名を流したりする。
CMなどでPRするのに比べ、撮影協力に掛かる経費だけで宣伝できることが企業側のメリット。
制作側はタイアップをとることで、飛行機代や宿泊費を肩代わりしてもらうなど主に制作費を軽減させるメリットがある。
たいと
タイト (収録)
タイトショットのこと。
対象を画面一杯に写して強調することだが、クローズアップほどではないアップショットのことである。
逆に、対象の周囲を広く写して情景描写するのはルーズショットという。
ルーズ→タイト→アップの順で画面の緊迫度が高まる。
たいと
タイト (制作)
時間に余裕がないこと。
だいなみっく・れんじ
ダイナミックレンジ (収録)
信号の再現能力を表す数値で、最小値と最大値の比率をdB単位で表したもの。
ダイナミックレンジの値は、機器がどれだけ細かい信号まで再現できるかを示し、実質的に利用できる分解能の高さを意味するものである。
だいりてん
代理店 (制作)
広告代理店のこと。
広告主と局の間で双方の代理者として契約やスケジュール決定、素材手配から支払いなどを代行する。
ちなみに「電通」の略語は「DT」。「博報堂」の略語は「HD」である。
たく
(収録・編集)
調整卓や編集卓のこと。
たくそう
宅送 (収録)
深夜まで収録が続き、電車がない時間にタクシーでスタッフや俳優を送る事。
たっ・けん
タッ券 (制作)
タクシーチケットタクシー・チケットの略。
降車時にサインをすることでタクシーに乗車でき、乗車賃は後から会社に請求される。使用者は降車時にチケットに「乗車日」「利用区間」「利用運賃(メーター料金)」「自署名」を記入する必要がある。また大概の場合、上限金額が設定されているので注意。
だっと
DAT (機材)
DATデジタル・テープレコーダーの略。
miniDVCと同じぐらいのカセットテープに、CDのマスターとして使われるほど高音質な録音が出来るが、一般にはほとんど普及していない。
MAなどで音効さんが稀に持ち込むことがある。
たっぱ
たっぱ (収録)
もともとは「高さ」という意味の言葉で、建築用語らしいが語源不明。天井の高さや身長などを表現するときに使う。
たっぷ
タップ (収録)
テーブルタップテーブルタップの略。
AC電源の延長コードのこと。
大抵は3つの差し込み口がついているモノを指す。
だびんぐ
ダビング (編集)
再録音のこと。
現場ではVTRテープなどをそのままコピーして複製を作ることを指す。
また効果音やナレーションを入れる、音声の仕上げ作業を指して言うこともある。
だびんぐ・てん
ダビング10 (制作)
2007年10月に電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した、地上デジタル放送の録画番組のコピーに関する新しいルール。ハードディスクレコーダーやパソコンなどで録画した番組に対して、コピー9回とムーブ(別のメディアへの移動)1回が許可される。一度のコピーしか認められなかった従来のルール「コピーワンス」から大幅に条件が緩和された。
ダビング10で録画したメディアは既存の録画機器では利用できず、新たにダビング10に対応した機器が必要となる。
コピー先のDVDなどのメディアは規定のコンテンツ保護技術(AACSやCPRM)に対応している必要があり、コピー先のメディアから孫コピーを作成することはできない。
だぶる・ぶっきんぐ
ダブルブッキング (制作)
タレントや出演者のスケジュールが二重契約となっていること。
だめだし
ダメ出し (収録・編集)
NGを出すこと。
たれこみ
タレ込み (制作)
警察用語でタレとは密告の意味。報道機関に密かに情報を提供することも、現在ではタレ込みというようになった。
報道機関は、その情報が本当かどうかを十分に吟味し裏を取る努力をすると共に、私怨や金銭目当てや、個人の利益につながる目的の情報では無く、社会正義感や公憤など、社会全体のために良い結果をもたらすものは、ニュース・ソースとして活用すべきものであり、これを制限しょうという動きは、不正を助長し国民の知る権利を阻害する。
たれんと・めいかん
タレメ/td> (制作)
タレント名鑑VIPタイムズ社の出版している「日本タレント名鑑」のこと。
B5版型、白黒の写真付きで約10,000名のタレントの経歴や連絡先が掲載されている。
たんぱつ
単発 (制作)
レギュラー番組でなく、一回限りの形で編成する番組のこと。スペシャル番組ともいう。

業界用語・ち

ち・たね
地タネ (制作)
地元のネタのこと。
ちょう・たい
長体 (PC)
長体・平体フォントを横方向に縮めたもの。
本来は、縦方向に伸ばすことであるが、ワープロなどの設定では、横に縮めるのが主流。
《長体》
ちるだ
~ (PC)
チルダ。
インターネットのホームページアドレスなどでよく使うが、正しい名前の知られていない記号。
「カラ」とか「ナミ」とか「ニョロ」などと呼ばれることがある。
ちると
チルト (収録)
傾けるという意味で使い、一般にカメラを上向きや下向きに傾けることをいう。
上向きであればチルト・アップ、下向きであればチルト・ダウン。これをパン・アップ、パン・ダウンと言うことが多いが、本来の意味からはパンでなくチルトである。

業界用語・つ

つぇー・まん
ツェーマン (制作)
1万円のこと。
発祥はジャズミュージシャンがコードを
C(ツェー/1)、D(デー/2)、E(エー/3)、F(エフ/4)、G(ゲー/5)、A(アー/6)、B(ハー/7)で表す事からの引用。
8は(オクターブ/オクタ)、9は(ナイン/ナインス)
スタッフとマネージャーの間でギャラ交渉などの際に隠語として使っていたのが最初だといわれている。
なお、1千円は、ツェーセン円。
10万円は、ツェージュウマン円。
つっこみ
突っ込み (制作)
生放送中の放送中に流したい内容の原稿。緊急の臨時ニュースなど。他のアナウンサーに読ませる場合は、「割り込み」ともいう。
つなぎ
つなぎ (収録・編集)
昼食や夕食の時間を過ぎても収録や編集が一段落せず、手のあいた人が、ちょっとつまむ用に用意するおやつ。
ポテトチップスなどは手がギトギトになるので厳禁。
つま・む
つまむ (編集)
フィルムやテープの編集で、一部をカットすること。特に、ある程度編集ができあがった段階で、何らかの理由でごく短い部分をカットする意味で使われる。「ここ顔でてるとまずいからつまんで」というように使う。

業界用語・て

てーぷ
テープ (機材)
映像または音声信号を磁気記録する帯状の放送素材のこと。
収録に使うテープは、HDCAM、βカム、D2、DVCなど多くの種類がある。
てぃー・えっくす
TX (制作)
(株)テレビ東京の通称。
コールサインがJOTX-TVであることから、このような通称となった。
社屋は、営団地下鉄日比谷線、神谷町駅からすぐ。
《所在地》
 〒105-8012 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号
 Tel.03-3432-1212 (代)
てぃー・えっくす・えぬ
TXN (制作)
テレビ東京系列のニュースネットワークのこと。
TX-Networkの略。
てぃー・けー
TK (収録)
タイムキーパーのこと。
番組進行の時間管理をするスタッフ。
通常、ディレクターの横にいて、細かく書き込んだ台本と、いくつものストップウオッチを駆使して、各コーナーの進行や最初からの進行状況・残り時間を管理する。
生番組などはこのTKの存在なくして進行できないほど、重要な役割を持っている。
でぃー・つー
D2 (機材)
D2ソニーとアンペックスが共同開発し、SMPTE基準に認定された2番目のデジタルVTR規格のこと。
ソニーが開発した、より高品質のD1があるが、放送用はコンポジットのD2が主流となり、NABの番組交換基準も定められた。
テープはカセットに入った、4分の3インチ幅のメタルテープで、最長208分収録できる。
地デジ化まで放送局などへの納品は、ほとんどこのテープを使っていた。
てぃー・びー・えす
TBS (制作)
TBSテレビのこと。TBSは東京放送(Tokyo Broadcasting System)の英字略。
コールサインは、JOKR-TV
社屋は、営団地下鉄千代田線、赤坂駅近く。
《所在地》
 〒107-8006 東京都港区赤坂5丁目3番6号
 Tel.03-3746-1111 (代)
でぃー・ぶい・しー
DVC (機材)
DVC「Digital Video」というデジタル圧縮で記録するカセットテープ。
ソニー、松下など多くのメーカが集って定めた規格によって作られている。
現在、一般に出回っているデジタルビデオカメラに使われているテープもこう呼んでいるが、こちらの正式名称は「mini DVC」である。標準カセットはminiの倍の大きさがあるので注意。
でぃー・ぶい・しー・ぷろ
DVC PRO (機材)
DVCPRODVCテープの上位規格。
松下電器が次世代の業務用システムとして開発、販売。
2000年のシドニーオリンピックで公式機材として大々的に使われ、話題となった。
現在は、Full HDが収録できる「DVCPRO HD」などの規格を継承したメモリーカード収録の「P2」に移行し、機器の生産を終了している。
でぃー・ぶい・しー・ぷろ
DVCAM (機材)
DVCAMDVCテープの上位規格。
ソニーが業務用システムとして開発、販売。
一時期はロケ用カメラと言えば「PD-150」と言われるほどメジャーな存在だった。現在は、HDTV用のHDVやXDCAMにその座を譲り機器の生産を終えている。
ていく
テイク (収録)
何かを撮るという意味だが、VTR収録なら2回目の収録を「テイクツー」といったり、アンタイム進行中に次のイベントを放送するためにTakeボタンを押す操作のことを指したり、放送用語としては色々幅の広いことばである。
でぃぞるぶ
ディゾルブ (編集)
溶暗効果のこと。
映像が徐々に消えて行き、それに重ねて次の映像が徐々にあらわれてくる手法のことで、カットつなぎに効果的に多用されている。
クロスフェードと呼ぶこともあるが、こちらは正しくは音声用語。
なお映像が重ならなければ単なるFF(フェードイン・フェードアウト)である。
てぃふ
TIFF (PC)
画像データのファイル形式の一つ。画像データに解像度や色数、符号化方式など様々な情報をまとめて収納するため、ほとんどのアプリケーションで扱うことが出来、非常に汎用性が高い。
原則、保存に圧縮を用いないため画像が劣化しないが、その分ファイルサイズは大きくなる。
てぃると
ティルト (収録)
カメラを上下に振って撮影すること。上に振ることをチルト・アップ。下に振ることをチルト・ダウンという。
左右に振るのはパンという。
でこーど
デコード (編集)
エンコードによって変換したデータを元の形式に戻すこと。
でじたる・びー・えす
デジタルBS (制作)
デジタルフォーマットの衛星放送のこと。
「BS」の項、参照。
でじたる・ぶいてぃーあーる
デジタルVTR (機材)
映像や音声のアナログ信号をデジタル信号に変換して記録するVTRシステムのこと。
信号が数値化されて録画再生されるため雑音に強く、ダビングを繰り返しても劣化がない特徴がある。
でじたる・ほうそう
デジタル放送 (制作)
映像をデータ化して送出・転送、テレビでデータを復号して再生する方式。
地上波デジタル放送は2011年7月から開始された。
それまでの地上波テレビ放送は電波の振幅で映像を送出・転送するアナログ方式であり、広い帯域(電波の通り道)が必要なのと映像の質が電波の強弱に大きく左右されていた。一方、デジタル方式は映像データを圧縮化できるため、転送に必要な帯域は狭くても済み、電波の強弱は映像の品質には直接影響しない。デジタル放送では、それらの特性を活かして電波の使用効率を向上させ画面サイズが4倍の緻密な映像を放送したり、放送波以外のデータ(文字情報やワンセグ放送など)の送出、双方向化もされている。
でじべ
デジベ (機材)
Digital BetaCAMデジタル・ベータカムの略。
ソニーの放送用小型VTRシステムであるβカムをデジタル化したもので、主たる用途はニュース取材などだが、システムが小型化でき、高音質な4ch録音が出来るためSD番組制作の分野でも広く使われていた。しかしすぐにHD化の波が押し寄せたため短命に終わっている。
でしべる
デシベル (制作)
電圧・電力・音量などの相対的な量的変化をあらわす単位で、電話の発明者ベルの名前にちなんで制定された。
表記は本来「db」だが、「dB」と表示することが多い。
てすとぱたーん
テストパターン (制作)
テストパターン画像の品質評価や調整のために使われる基準映像パターンのこと。
普通、円形の中に、縦方向と横方向に楔状の細い線などがあり、これの見え方で歪みや解像度などを判定する。
てすとほんばん
テスト本番 (収録)
リハーサルの際に収録しておき、それで大丈夫ならばそのまま使ってしまうこと。
緊張せずに収録できることから使うことは意外に少なくない。特にMAでは流れでそのままということがよくある。
でちゅう
出中 (収録)
入り中の反対に中継を出すこと。
てっぺん
てっぺん (収録・編集)
午前零時のこと。時計の針が「てっぺん」を指していることから。
てばたき
手ばたき (収録)
公開番組などで会場の雰囲気を盛り上げるための拍手要員。
てれこ
てれこ (制作)
「ひとつおき」という意味。
もともとは歌舞伎の用語で、演目をふたつ用意して交互に上演することからきた。
転じて「入れ替える」という意味でも使う。
てれこ
テレコ (機材)
テープレコーダーの略。
以前は6ミリテープをかけるテープデッキのことを指していたが、今では録音用のカセットデッキ全般を指す。
てれこん
テレコン (機材)
テレコンテレ・コンバージョン・レンズの略。
ビデオカメラなどのレンズの前につけることで撮影倍率を上げる(望遠が強くなり、被写体が大きく写る)、一種の拡大鏡のこと。
てれしね
テレシネ (編集)
フィルム映像をビデオ化すること。
専用の投影機でフィルムを再生し、スキャンすることでビデオ信号に変換する。
ビデオをフィルム化することは「キネコ」。
てれしね
テレシネ (機材)
投写室のこと。
フィルムプロジェクターやテロップマシンなどの映写機やカメラが置かれている。
てれびあさひ
テレビ朝日 (制作)
株式会社テレビ朝日
コールサインは、JOEX-TV
社屋は、営団地下鉄日比谷線、都営大江戸線の六本木駅近くにある六本木ヒルズ内に本社が、営団地下鉄銀座線、南北線の溜池山王駅近くにあるアークヒルズ内にアーク放送センターがある。
《所在地》
 ■本社   〒106-8001 東京都港区六本木6-9-1   Tel. 03-6406-1111 (代)
 ■アーク放送センター
  〒106-8001 東京都港区六本木1-1-1》
  Tel. 03-3587-5111 (代)
てろっぷ
テロップ (編集)
テロップ・カードの略で、テレビ放送用の紙カードのことであったが、今ではPCで文字を合成するため紙カードを用意することは無くなり「スーパー」の同義語として使われている。
なおTelopはもともとTelevision-opaqueを合成した造語で、グレイ社の商品名だったものが一般化したもの。

業界用語・と

とく・だね
特ダネ (制作)
特別大きなニュースネタ。
とく・おち
特落ち (制作)
一社だけ大きなニュースを放送できなかったことをいう。
どうきしんごう
同期信号 (編集)
「シンク」の項、参照。
とーく・ばっく
トークバック (収録・編集)
スタジオのサブ側から中へ連絡するPAシステムのこと。
とく・ばん
特番 (制作)
特別番組の略。
レギュラー番組をはずして臨時に編成する番組のこと。
期首のスペシャル番組など事前にスケジュールが決まっている特番と、突発的な事件事故などに際し緊急に編成される特番とがある。
どた・きゃん
どたきゃん (制作)
「土壇場でキャンセル」のこと。
とち・る
トチる (収録・編集)
しゃべりのミス。アナウンスで詰まったり、言い間違いをした場合や、放送現場で何らかのミスをした場合を指す。
アナウンスでは「噛む」ともいう。
とって・だし
撮って出し、録って出し (収録・編集)
撮影した映像を編集など加工せずにそのまま放送すること。
とっぱらい
取っ払い (制作)
出演料などを現地で現金で支払うこと。
とら
トラ (制作)
エキストラの略。
どらい
ドライ (収録)
ドライリハーサルの略。
台本などをもとに出演者の動きやきっかけなどを確認するためのリハーサルで、まだカメラマンがカメラについていない状況で行う。
これが済んだらカメラが位置についてカメリハという順序になる。
とらっきんぐ
トラッキング (編集)
VTRテープを再生するとき、再生ヘッドが正しく記録トラック上を走行するよう調整すること。
トラッキングがずれると、ノイズが走ったり、色が変わったりする。
どりー
ドリー (機材)
ドリーカメラを載せる台車のこと。
写真は三脚の下に付けるドリー。
とりきり
とりきり (収録)
番組の映像から、いったんスライドやテロップなどの別素材に画面を移してしまうこと。
つまり撮りきってしまうことをいう。
またそれに使う素材として、ライブ素材と同じような意味で使われる。
とれぺ
トレペ (収録)
トレーシングペーパーの略。乳白色で半透明の薄い紙。
本来の用途は、絵図などの上にのせて複写するために使用するが、収録の現場では照明器具に被せて光を柔らかくするのに使用する。
どろっぷ・あうと
ドロップアウト (収録・編集)
磁気テープ再生時の信号の欠落のこと。
微細な傷、汚れなどが信号の欠落につながって画面上に大きなノイズとなってあらわれる。
これが出たらテープは廃棄。
最近のテープはカセットケースとデッキの改良により傷が付くことは少なくなっているが、磁気と熱、湿気には未だに弱く、それによって起こるので管理には十分注意。
どんつき
どんつき (収録)
最終地点。つきあたり。行き詰まり。
どんてん
曇天 (収録)
曇り空のこと。
ロケなどで、空を写し込むことがなければ、薄曇りぐらいの方が光を加工しやすく、晴れの日より天気が良い風に撮影できたりする。
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